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1日に何歩歩けばいい?研究データでわかる歩数の目安

厳密な正解はありませんが、研究では1日7,000歩前後から健康上の恩恵が大きくなり、60歳未満は8,000〜10,000歩、60歳以上は6,000〜8,000歩あたりで効果が緩やかになるとされています。

結論:1日の目安は7,000〜10,000歩

これは一般的な情報であり、医学的助言ではありません。複数の研究を総合すると、1日の歩数が多いほど死亡リスクが下がる傾向がありますが、その効果は歩数が増えるほど徐々に緩やかになっていきます。年齢によって「効果が緩やかになり始める歩数」が異なる点もポイントです。持病がある方や運動を始めたばかりの方は、無理のない範囲から始め、必要に応じて医師に相談してください。

研究が示す歩数と健康の関係

歩数と健康の関係を調べた研究は複数あり、代表的なものを以下にまとめます。

研究対象主な結果
Paluch et al., The Lancet Public Health, 202215件の国際コホート60歳未満は1日8,000〜10,000歩、60歳以上は6,000〜8,000歩前後で、死亡リスク低下の効果が緩やかになる
Paluch et al., JAMA Network Open, 2021(CARDIA研究)中年成人1日7,000歩以上で死亡リスクが有意に低下
Lee I-M et al., JAMA Internal Medicine, 2019高齢女性約4,400歩から効果が見られ、7,500歩前後で効果が頭打ちになる

いずれの研究も、歩数が「ある程度」までは増えるほど恩恵が大きく、それを超えると効果の伸びが緩やかになるという共通した傾向を示しています。

なぜ「1万歩」が目標になったのか

「1万歩」という数字は、必ずしも医学的な研究から導き出されたものではありません。1965年、日本の山佐(山佐時計計器)が「万歩計」という商品名の歩数計を発売したのがきっかけだと言われています。「万」の字が歩数計の語感に合うキャッチーな数字として使われ、それが広く定着しました。上記の研究でも、1万歩そのものより、7,000〜8,000歩あたりから恩恵が大きいことが示されており、1万歩は必ずしも絶対的な基準ではありません。

WHOのガイドラインとの関係

WHOの身体活動ガイドライン(2020年)では、成人は週150〜300分の中強度の運動を目安にするよう推奨しています。ウォーキングはこの中強度の運動に含まれるため、1日の歩数だけでなく、「1週間でどれくらい歩けたか」という視点も参考になります。1日単位で目標に届かなくても、週単位で帳尻を合わせる考え方でよいということです。

歩数を無理なく増やすコツ

  • 通勤や買い物のときに、一駅分や一区画分だけ歩く距離を増やす。
  • エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を使う。
  • 歩数を毎日記録し、増減を振り返る。
  • 毎日目にする場所に歩数を表示し、意識しやすくする。

毎日の歩数が正しく計測されているか気になる方は、iPhoneで歩数がカウントされないときの原因の記事も参考にしてください。歩く習慣そのものを続けるコツは、ウォーキングを習慣にする科学的な方法にまとめています。

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参考文献

よくある質問

1日の歩数の目安はどれくらいですか。

研究では、60歳未満は1日8,000〜10,000歩、60歳以上は6,000〜8,000歩あたりで健康上の恩恵が大きくなるとされています。個人差があるため、あくまで目安です。

なぜ「1万歩」が目標としてよく使われるのですか。

1965年に日本の山佐が発売した「万歩計」という商品名がきっかけだと言われています。医学的な根拠から決まった数字ではありません。

歩数が少ないと健康に良くないのでしょうか。

研究では歩数が多いほど死亡リスクが下がる傾向が示されていますが、適切な運動量は人によって異なります。心配な場合は医師に相談してください。

歩数を増やすにはどうすればいいですか。

通勤や買い物での歩行を増やす、階段を使う、歩数を記録して振り返るなど、小さな積み重ねが効果的です。

歩かないと太る。

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